【花柳流のあるべき姿】

花 柳 貴 彦

 

一、花柳流

花柳流一門は、初代家元から続く古典芸能たる花柳の踊りを最も大切にし、その芸を研くことに勤しむと同時に、和を貴び、徳を積み、人として成長することを心がける。これを以て「花柳流日本舞踊道」とする。
また、その舞踊活動(教授、舞台、振付け等)を通じて、日本の伝統文化、伝統芸能、礼儀等の継承・普及に努め、深く社会貢献をする。

二、運営の基本

三代目宗家家元までの公明性・社会性のある流儀の運営を範とする。

  • 外部有識者の協力を得て諮問委員会を立ち上げ、社会に開かれたお流儀とする
  • 名取試験は公正に執り行う
  • 門弟の経済的負担を小さくする
  • 流儀の会計は公正に行い、その詳細を開示する

三、花柳流一門

花柳流宗家家元は、その繁衰にかかわらず、責任をもって花柳流の「芸」・「心」を伝承していかなければならない。流儀の維持及び発展を第一とし、私利私欲を捨て、従来の振りを尊重し、花柳流一門を最も大事にする。
花柳流一門は、互いを家族と思い、和を以て流儀の維持、発展に励む。

<ご説明>

  • 私、花柳貴彦は、三世宗家家元から次期宗家家元としての指名を受け、数年間にわたり宗家家元としての教育を受けておりました。その過程では、三世宗家家元の公明正大かつ真摯なお振る舞いを間近で見ておりました。
  • そのような経験を踏まえ、私は、多くのお流儀の方々が花柳流の将来を案じている現在の状況については心苦しく感じております。
  • そこで、今般、私は、僭越ながら、花柳流のあるべき姿をお示しすることといたしました。お流儀の皆様に花柳流の将来に対する希望を持って日本舞踊道に勤しんでいただくためにはどのようなあり方が望ましいかという観点から考えたものです。

 

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