除名処分の有効性が審理されることになりました

11月12日、東京地方裁判所において、花柳寛氏らとの訴訟の第3回期日が行われました。

この訴訟は、花柳寛氏が私に対して行った除名処分が無効であるため、私が花柳流の名取の地位にあることの確認などを求めるものです。

私の請求に対して、花柳寛氏は、流儀内の規律維持は最終的に家元の判断に委ねられるべきものであるから、除名等の懲戒処分も含めてその判断に司法審査が及ぶ余地はないと主張していました。言い換えれば、除名が有効なのか無効なのかを裁判所は審理できないという主張であり、これが認められれば、懲戒処分が行われたとしても名取は泣き寝入りせざるをえなくなります。

これに対して、私は、家元と名取の関係を一方的に切り捨てる除名処分の有効・無効をめぐる紛争は当然に裁判の対象となると主張してきました。多くの先生方が花柳流の名取たる日本舞踊家として活動されている状況において、何ら根拠のない懲戒処分をされても裁判はできないという主張を行うこと自体が非常識です。

そして、今回の期日で、裁判所による現時点での判断が示されました。具体的には、裁判官は、「現段階では法律上の争訟に該当すると考えている」旨を明確に述べられました。これは、除名処分の有効・無効をめぐる紛争は裁判の対象となるという判断です。

これは画期的な判断であり、私のみならず、お流儀の先生方にも利益があります。

  1. これから除名処分の有効・無効に関する審理が行われることになり、除名は無効であるという判決への道が開かれました
  2. 花柳寛氏は、私の他にも複数のお流儀の先生方に対して除名処分を行いましたが、そのような先生方も、処分が無効であるとして裁判に訴えることができます。
  3. 花柳寛氏は除名処分という脅しによってお流儀の方々を自らの方針に従わせてきましたが、根拠のない懲戒処分は裁判所から無効との判断を受けることとなったため、勝手な処分を行うことはできなくなります
  4. 現在、お流儀の方々は、除名処分という制裁を恐れ、ご自身の意見を口にすることすらできないという異常な状態におかれています。しかし、根拠のない除名処分に対しては裁判に訴えることができますので、安心してご意見やお考えを口にすることができるようになります

今後の訴訟では、除名処分は無効であるとの判決を得るために、処分が根拠を欠いたものであることをさらに主張し、除名処分の根拠及び経緯を花柳寛氏に対して法廷で問い質すべく、同氏の尋問を求めることにしています。

なお、次回期日は、平成27年1月21日(水)10時から、東京地方裁判所第615号法廷にて行われることとなりました。

今後とも、宜しくお願い申し上げます。

平成26年11月13日
 花柳貴彦

 

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