月別アーカイブ: 11月 2014

除名処分の有効性が審理されることになりました

11月12日、東京地方裁判所において、花柳寛氏らとの訴訟の第3回期日が行われました。 この訴訟は、花柳寛氏が私に対して行った除名処分が無効であるため、私が花柳流の名取の地位にあることの確認などを求めるものです。 私の請求に対して、花柳寛氏は、流儀内の規律維持は最終的に家元の判断に委ねられるべきものであるから、除名等の懲戒処分も含めてその判断に司法審査が及ぶ余地はないと主張していました。言い換えれば、除名が有効なのか無効なのかを裁判所は審理できないという主張であり、これが認められれば、懲戒処分が行われたとしても名取は泣き寝入りせざるをえなくなります。 これに対して、私は、家元と名取の関係を一方的に切り捨てる除名処分の有効・無効をめぐる紛争は当然に裁判の対象となると主張してきました。多くの先生方が花柳流の名取たる日本舞踊家として活動されている状況において、何ら根拠のない懲戒処分をされても裁判はできないという主張を行うこと自体が非常識です。 そして、今回の期日で、裁判所による現時点での判断が示されました。具体的には、裁判官は、「現段階では法律上の争訟に該当すると考えている」旨を明確に述べられました。これは、除名処分の有効・無効をめぐる紛争は裁判の対象となるという判断です。 これは画期的な判断であり、私のみならず、お流儀の先生方にも利益があります。 これから除名処分の有効・無効に関する審理が行われることになり、除名は無効であるという判決への道が開かれました。 花柳寛氏は、私の他にも複数のお流儀の先生方に対して除名処分を行いましたが、そのような先生方も、処分が無効であるとして裁判に訴えることができます。 花柳寛氏は除名処分という脅しによってお流儀の方々を自らの方針に従わせてきましたが、根拠のない懲戒処分は裁判所から無効との判断を受けることとなったため、勝手な処分を行うことはできなくなります。 現在、お流儀の方々は、除名処分という制裁を恐れ、ご自身の意見を口にすることすらできないという異常な状態におかれています。しかし、根拠のない除名処分に対しては裁判に訴えることができますので、安心してご意見やお考えを口にすることができるようになります。 今後の訴訟では、除名処分は無効であるとの判決を得るために、処分が根拠を欠いたものであることをさらに主張し、除名処分の根拠及び経緯を花柳寛氏に対して法廷で問い質すべく、同氏の尋問を求めることにしています。 なお、次回期日は、平成27年1月21日(水)10時から、東京地方裁判所第615号法廷にて行われることとなりました。今後とも、宜しくお願い申し上げます。 平成26年11月13日 花柳貴彦  

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花柳寛氏による新たな除名の可能性

以前にこちらでもご報告したとおり、私は、7月29日に愛知県で開催された舞踊会に出演させていただきました。 今般、その舞踊会を主催した花柳流の先生のもとに、花柳寛氏から、「花柳流からの除名処分を検討している」との通知書が届いたとのことです。主催する舞踊会に私をはじめとする除名者を出演させたことがその理由であり、より具体的には、除名された者を舞踊会に出演させる行為が花柳流規則に定められた「著しい非行」に該当するという理屈のようです。 しかしながら、花柳寛氏による私に対する除名処分は正当な根拠に基づかない無効なものであり、私はその点を明らかにするために訴訟を提起して主張を行っているところです。そのような状況の中で、私を舞踊会に出演させたことをもって除名することを検討するというのは、あまりに乱暴な行為ではないでしょうか。 また、通知を受けた花柳流の先生は、長年にわたり花柳流に貢献されてきた方であり、多くのお弟子さんを持たれ、第一線で活躍されている方です。除名処分とは、そのような先生の活動を否定し、日本舞踊家としての生命を絶つ処分であり、簡単に行われるべきものではありません。 私は、除名に関する通知書が届いたという話をうかがった際、私のためにご迷惑をおかけしてしまったことへの申し訳なさを感じるとともに、このように乱暴な方法によって花柳流に貢献されてきた先生の日本舞踊家としての活動を妨害する行為に大きな憤りを覚えました。 さらに、その先生は、除名処分を検討されていることに納得できないため、花柳寛氏と直接会って話をしたいと求めているものの、花柳寛氏はこれに応じていないとのことです。除名処分は花柳流の名取に極めて大きな不利益を与える重大な処分ですから、処分に先立って十分な説明が行われるべきことは当然ですし、名取の側の考えや言い分を十分に聞くこともなく処分を行うということはあってはならないことです。この点でも、花柳寛氏の対応には大きな問題があると考えています。 私を出演させたことを理由として除名処分を受けるかもしれない状況におかれているという点で私には責任がありますので、その先生をお守りするため、今後も力を尽くしたいと考えています。 なお、今回の除名処分を検討しているという件について、皆様のご意見を承りたいと思います。除名処分を行った者を舞踊会に出演させるという行為は「著しい非行行為」に該当するため、花柳流からの除名処分を行う根拠となりうるというのが花柳寛氏の主張ですが、そのような考えをどのように感じられますでしょうか。どのようなご意見でも結構ですので、お寄せいただければ幸いに存じます。  平成26年11月12日  花柳貴彦  

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舞踊道場が竣工いたしました

昨春より、東京日本橋の小舟町に舞踊道場を建設しておりましたが、この度、無事に竣工し、稽古場部分の内装工事の完成を待つばかりとなりました。この道場の建設に際しては、裁判所の決定に基づいて特別縁故者として分与を受けた三代目お家元の相続財産(の一部)を資金の一部とさせていただきました。そして、三代目様への思いをこめて、舞踊道場の入るビルの名前は「wakaba(わかば)」といたしました。また、家具、調度品等も、多くの方々のご協力により、築地の道場に所縁のあるものを使わせていただきました。残念ながら、花柳流の象徴であり、ご流儀の方々にとっても思い出深い築地の道場を守ることはできませんでしたが、新たに完成する道場が、いつの日か築地の道場に代わる存在となれば三代目様にもお喜びいただけるのではないかと考えております。新たな道場を、多くの方が集い、花柳流の発展、ひいては日本舞踊、日本伝統芸能の発展のためにお役に立てる場にするべく、今後とも精一杯取り組んで参ります。未熟な私自身へのご指導と共に、本道場に対しても皆様方のお力添えをいただきますようお願い申し上げます。なお、来る11月29日には、この舞踊道場にてお披露目の会を執り行わせていただく予定でおります。平成26年11月12日  花柳貴彦

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